恍惚
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●大人の恋愛映画 |
■Review: by Casel
官能的な愛の世界を描いた大人の恋愛映画。全編官能的な雰囲気があり、とても引き込まれる面白い作品でした。娼婦ナタリー(エマニュエル・ベアール)が、依頼主の妻カトリーヌ(ファニー・アルダン)に彼女の夫との情事をあからさまに語ってきかせるところは、とても官能的です。ところが官能的なシーン(映像)はありませんので、そっちを期待した人にとってはハズレですよ。ベアールのコケティッシュな妖艶さ、ファニー・アルダンの気品ある美しさ。このフランスを代表する2大女優の贅沢な共演で見ごたえ十分でした。女性監督アンヌ・フォンテーヌが女性の性愛的心理を繊細に描いた秀作だと思います。
娼婦に自分の夫を誘惑し寝るように依頼し、その情事の詳細を語らせ、恍惚となる。この女性心理はいかに・・・嫉妬、官能・・・そこにはたしかに愛がある。それは夫を愛するあまりの行為と悟った娼婦ナタリー。娼婦と妻の信頼関係の中に同性愛的な友情までも芽生えさせる。んーさすがフランス映画。素晴しい。
ナタリーが「嘘をついた」のか?それとも「嘘をついたと嘘を言った」のか?その真意は監督のみぞ知る。謎めいて、余韻の残る恋愛映画でした。
(2003年 / フランス )
収録時間: 105分
監督: アンヌ・フォンテーヌ
製作: アラン・サルド
製作総指揮: クリスティーヌ・ゴズラン
< 脚本: アンヌ・フォンテーヌ ジャック フィエスキ フランソワ・オリヴィエ・ルソー
撮影: ジャン・マルク・ファーブル
音楽: マイケル ナイマン
出演: エマニュエル・ベアール ファニー・アルダン ジェラール・ドパルデュー ウラディミール・ヨルダノフ ジュディット・マーレ
■Introduction:
上流階級の人妻カトリーヌはある日、夫ベルナールの浮気を知りショックを受ける。ベルナールはセックスレスの夫婦関係を指摘し平然と開き直るのだった。翌日、カトリーヌは会員制のクラブで妖艶な魅力を持つ女性マルレーヌと出会い、彼女にあるお願いをする。それは、ベルナールを誘惑し、その内容を逐一報告してほしいというものだった。ナタリーという偽名を使い、ベルナールに接近することに成功したマルレーヌは、進展していく2人の関係を事細かに語って聞かせる。彼女の告白は、日を追うごとにエスカレートし、カトリーヌは激しく動揺していく…。
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