欲望の疵

欲望の疵

★★★☆☆
欲望の疵
AUFTAUCHEN

●大人の恋愛映画

■Review: by Casel

愛と欲望をリアルに描写した破滅型の恋愛映画。激しい愛の表現場面は生々しくかなりリアルですが、女性の監督なのか、またはカメラワーク担当が女性なのかわかりませんが、そんなにいやらしさはありません。映像はキレイでリアルです。

ボーイッシュで繊細、中性的な魅力を放つナージャは、クラブで美少年の学生ダリウスに出逢う。二人はセックスに溺れる日々を過ごすが、そこには確かな愛が育ち始めていた。
カメラマンで成功することを目指しているナージャだが、仕事は上手くいったり、上手くいかなかったりを繰り返すなか、本物の愛に思えた二人の愛も、日常の小さなすれ違いによって次第に陰りが現れる。

そんな苦しい感情が、あるレベルに達するとナージャは行きずりのセックスに走る。どうやら昔からそういうところがあるらしい・・・セックス依存症・・・セックスによって孤独感、不安感の感情を癒そうとする癖。

なんど恋愛しても、破滅の方向へ向かっていってしまう。ナージャはそういうタイプの女。どうやらセックス依存症の原因は、親の愛を十分に受けずに育ったことが原因のようだ。
ナージャは、たまに母親に会いにいくが、母親は自分のことで精一杯の様子。どこか心が満たされないナージャ。

自立した女性、自立した大人になろうとなんとか踏ん張って生きているが、情緒不安定な感情が抑えられない。仕事が順調のときは、恋愛も順調だが、ひとたび何か上手くいかないことがあると恋愛もダメになっていく。

恋愛の勉強材料として、こういう破滅型の恋愛映画もいいと思います。結構、多くを学べます。ちなみに、リアルなセックスシーンが多いですので、一人で鑑賞するか、または恋人と鑑賞するのがいいと思います。

(2006年 / ドイツ )
収録時間: 96分

監督: フェリシタス・コルン
製作: ジュディット・エルベル
脚本: フェリシタス・コルン
撮影: カイ・ガウディッツ カイ・ガオディッツ
音楽: ロン・シックラー

出演: クレール・エルカース ヘンリエッテ・ハインツ ゴロ・オイラー ザビーネ・バッハ パトリック・ギュルデンベルク

■Introduction:
シンプルな男と女の愛を描いたラブロマンス。26歳の女流カメラマン・ナージャは、クラブで踊りその場限りの男とのSEXに耽っていた。そんなある夜、彼女は青年・ダリウスに心を奪われる。ダリウスもまた彼女の美しさに惹かれ、一夜を共にする。
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